生駒山麓


奈良盆地と大阪平野を隔てて、南北に伸びる生駒山
(642メートル)は山頂からの眺めが良いため、古くから戦略的に重要でした。奈良時代の僧・行基(668―749)が活動拠点としたり、江戸時代の仏教美術を代表する湛海が1678年に宝山寺(生駒市門前町)を建立したりと信仰の場でもありました。宝山寺は又生駒の聖天さんとも呼ばれ、商売の神様として日本全国から信仰を集めています。
 1914年に大阪―奈良間の生駒トンネルが開通し、4年後に国内初のケーブルカーが開業。59年には、尾根を通る有料道路「信貴生駒スカイライン」(20・9キロ)ができました。金剛生駒国定公園にも指定されており、自然散策や夜景のスポットとして多くの人々に親しまれています。