working of enju

ワーキングチームに参加して

平成22年の7月より3年間の研究期間を頂き、「新人職員養成プログラムの構築」というテーマで研究するチームに参加させて頂いています。『介護』の仕事に就く方は色々です。学校で勉強して仕事に就く方、介護の魅力に気付き転職する方々。色々な入口があり、入職している人材は多種多様です。しかしながら、新人に身に付けて頂きたい技術や知識は全員共通です。そのような技術や知識を整理して身に付けて頂き、魅力あふれる『介護職』になって頂けるように活動しています。今回は1年目の研究成果を発表させて頂きました。各施設で悩んでいる事は共通で、課題も浮き彫りとなってきました。次年度はこれらの課題を受けて実際のプログラムを作成して行きたいと思っています。新人が魅力ある『介護職』になる事は、御利用者様の生活をもっと豊かにするに違いありません。僕たち自身も一緒に成長し、魅力ある『介護職』になりたいと思います。

介護職 飯塚耕平

歯ッピーライフ 実践研究 口腔ケアの効果~健口生活いつまでも~

奈良県のワーキングチームにおいて口腔ケアの研究課題に取り組む事になり、「実現しよう!利用者が望む理想の施設を。専門性の確保と利用者が持つ施設への役割を考える」という目的(テーマ)に沿って学習しました。
活動内容として、口腔ケアについてより専門性を高める為に高齢者歯科について学習し、それをもとに研究期間1~2ヶ月をかけ、事例検討を行いました。
事例検討後、『口の中を見よう!』と意識して見れるようになり、口の中をきれいにする業務から、ケアにあたるという意識に変わりました。また、うがいを続けることで、自発的につばを溜めず飲み込む習慣ができ、嚥下の促進、食事量のアップ、会話を増やすことに繋がりご利用者のQOL向上と改善が見られました。唾液腺マッサージなどの口腔リハビリは手軽に行うことができ、効果が出やすいことにも驚きました。 
口腔ケアは誤嚥性肺炎やインフルエンザ発症、認知機能低下などの全身の疾患予防になることが分かりました。今後の口腔ケアの重要点として、ケア用品の見直し、ご利用者の口腔の状態(歯肉の腫れなどの変化)をよく観察し、なぜそのケアが必要なのかを明らかにし、理解して意識向上し、継続していく事の大切さを学びました。チームメンバーで一緒に悩み、改善策を見出しながら口腔ケアに対する意識改革をし、看護師、栄養士、様々な専門職との連携を今まで以上に持つことが出来ました。
今回高齢者歯科を学んで、他施設との情報交換も沢山でき、良いことを自分の施設に取り入れる勇気を持つことができ、介護職の専門性を再認識し、共に学び、知識・技術を得ることができ、大変嬉しく思います。口腔ケアを通じ、多くを学び、ご利用者の笑顔や生きる喜びに繋がること、そして、生きる喜びに繋げたいと思える研修になりました。

介護職 大内知子



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CIMG1792.JPG主任生活相談員 小河 良

平成22年度近畿老人福祉施設研究協議会において研究発表し感謝状を授与されました。

詳しい発表内容はこちらから
LinkIcon「ケアプラン・記録の工夫」